0. 概要
DEATH STRANDING 1 RTAの記録狙いに関して、環境変更(HDMIケーブルの統一)をきっかけに序盤部分のグリッチ成功率が壊滅的に低下。その後、本体およびコントローラーのファームウェアアップデート+αを実施したところ、成功率が元に戻った一連の経緯のまとめ。なお配線構成は以下のとおりです。
1. 経緯(時系列順)
2026 6/15~6/19(世代バラバラのHDMIケーブル)
- WR(世界記録)を出すためには中盤~後半練習が必須になるため、そこに全力を注ぐ。
- 前半はどうせ記録狙い=前半からのスタートになるため、これまでやってきた蓄積もあると考え、今回はあえて練習しない方針とした。
6/19夜~6/20(土)朝
以前より考えていた、世代がバラバラだったHDMIケーブルを8K60fpsの最新規格(UGREEN 8K 60Hz HDMI 2.1 Ultra High Speed)に統一。配信環境のリフレッシュを実施。
6/20(土)AM
- 記録狙いを開始するが、序盤(本当にスタート直後レベル)でグリッチが全然成功しなくなる。
- いくら序盤をしばらく触っていないとはいえ、他のゲームを全くやらずにデススト1に集中しており、中盤の練習もこなしていたため、いきなり下手になったとは考えにくい。
- Pythonで取得しているPS5コントローラーのインプット間隔データ(△ボタン)を確認したところ、これまで180~200BPM程度で成功していたものが、200~230BPM程度でないと成功しなくなっていることが判明。
- 5時間ほど粘ったが、EP.2に行けたのはわずか1回(しかも大幅に遅い)。尋常じゃないほど突破率が減少。悪態をつきながらプレイすることになり精神を激しく摩耗、配信終了後少し仮眠…と思ったら1時間以上寝てしまうレベルだった。
6/21(日)
- 現状「ゲーム=RTA=デススト1」となっており練習の成果を出したい一心で、精神的にはきつい状態でプレイを開始。しかし突破率は昨日と変わらず。地獄が続く
- 序盤はスピードスケルトンがないため、全体のグリッチ成功率に影響が出ているのか確認すべく、スピードスケルトンがある中盤のデータで検証。結果、中盤は特に問題なく成功する。影響がもろに出ているのはスピードスケルトンが無い生身の序盤のみと判明。
- 色々調査しつつも、RTAの記録としては何の成果も得られないまま配信終了。
同日、配信終了後
-
プロファイルで変更したい情報がありオンラインに接続。成功率が少しでも上がらないかと願うばかりの気持ちで、放置していたシステムおよびついでに出てきたコントローラーのファームウェアアップデートを実施してみることにした。
アップデート時のトラブルと挙動:
- PS5 Pro本体のシステムアップデートを実行。
- コントローラーのアップデートも画面の指示に従い実行しようとしたが、デッドロックのような状態になりPS5上ではアップデートが進行しなかった。
- そのため、コントローラーをPCへ接続し、PC側のツールからファームウェアアップデートを実施。無事に完了。
- オンライン接続の際、PS5のゲーム設定で「自動アップデートを無効」にしていたが、PS4版のタイトル(デススト1)は無効設定に関係なく強制アップデート(Ver1.00→Ver 1.13)されてしまう仕様を発見。一度ゲームを削除し、ディスクから再インストールを行って
Ver 1.00に巻き戻した。 - そのため、オンラインに接続する場合、PS4版のタイトルについては、削除→再インストールが必要になる。
6/21(日)夕食後
- 突破率が壊滅していた序盤データを再ロードし、グリッチを検証。
- 結果、別物の様に成功率が向上。 高さ維持、高さを上げるグリッチのどちらも素晴らしい成功率を記録。仮眠による脳内情報の整理では絶対に説明がつかないレベルの変化。
- スピードスケルトン有り/無しの両パターンで検証したが、いずれも成功率が爆上がりしている。先週出したPB(新記録)の時よりも操作感が良いと感じるレベルに到達。
- この時点では「ファームウェアが古いことが原因だったんだ」と想定。
2. 技術的考察(なぜ要求されるBPMが変わり、アプデで改善したのか)
- PC側のPythonログ上では、人間側の入力はグリッチ継続範囲内(1〜2f程度の通常許容されるブレの範囲)で一定に叩けているにもかかわらず、PS5側でグリッチが強制解除される現象が多発した。
- この原因は、「人間側の入力のブレ」に「古いファームウェア環境下におけるシステム側の微小遅延」が足し算され、グリッチの猶予フレーム(おおよそ±2f前後とする)の境界線を完全に踏み越えていたためだと考えられる。
-
ハード(最新ケーブル)とソフト(古いファーム)のミスマッチにより、内部処理でわずか「1f(約16.67ms)」レベルの追加遅延や同期ズレが発生。人間側がいくら猶予に収まる操作をしていても、システム側がその猶予枠を食いつぶしていたため、最終的な処理として失敗判定を受けていた。
- アプデによってシステム側の足枷(追加遅延)が完全に消滅したため、人間側の本来の入力猶予が100%回復し、元の感覚(180〜200BPM)で押しても確実に成功する状態へと戻った。
と、思っていた時期が私にもありました…
2A. 真因?
6/22(月)
- マウンテン・ノットシティへ初めて向かう時の高さを上げ続けるグリッチを練習。しかし先週の土日と同じように簡単に失敗し始める。なぜ?ファームウェアは更新したはず…→実は後述の理由でレバーレスを繋いでアシストコントローラを使用していた。
- 外してしばらくプレイ、怪しいところはこまごま出つつも明らかに成功率が変わる
- アップデートで多少改善したところもあるはずなので、主要因はアシストコントローラだった…?と強く思い始める
別の要因が顔を出す。
6/15~6/19 に使用していた別の機器
- 本作のRTAでは、メッセージスキップや決定の関係上、×ボタンを大量に押すことになるので、少しでもコントローラーの損耗を低減できないかと考えた結果、PS5には2台のコントローラーで操作できるということを知り、普段使いのレバーレスコントローラを導入していました。
- 前述のとおりスピードスケルトンを使用している時はグリッチの成功率がそこまで変わらないと思い込んでいたため、レバーレスが原因と考えつかなかった。
3. 結論
- ケーブル規格を最新のものに統一したと思っていたが、実は別の要因だった。
- アシストコントローラーという、SONYが公式に出していたものの為、「当然ラグなどなく使えるだろう」という思い込み。そしてたまたま練習していた区間で課題が可視化されなかった。
- 6/23時点、アシストコントローラを使用しない場合、グリッチの意図しない失敗は大幅に減っているので、記録更新に向けてもう少し継続する?(できるかな…?あやしい)
4. 使用ハードウェア/ファームウェア環境
- PS5コンバーター:Brook Wingman FGC2 コンバーター
- レバーレスコントローラ―:HAUTE BOARD 42
- 変更ケーブル:UGREEN 8K 60Hz HDMI 2.1 Ultra High Speedケーブル
- コントローラー:CFI-ZCT2J(A-0530 → A-0630)
- 本体:Playstation5 Pro(25.**** → 26.04-13.40.00.02-00.00.00.0.1)
5. 6/21の配信での”気づき”
本編とは関係ないですが、頂いたコメントからちょっとした気づきがあったので記載。
今までやったRTAで、プレイしているゲームキャラ自体を嫌いになることは無かった(と思う)。例えば旧作バイオ2でゾンビ犬(乱数)を嫌いになることはあってもレオンは嫌いにならないし、メタルギアでも敵兵やボスにムカついてもスネークそのものは嫌いにならない。しかしデスストは「サム(自キャラ)」を嫌いになる。今の記録狙いだと躓き、よろけ、転倒、配送端末を起動したいのにパンチするなど一挙手一投足が嫌いになる。理由としては、(あえてそうしているゲームだということは重々承知の上で)思いどおりに自キャラが動かないことが主要因と考えている。他のゲームは基本的に自分の操作どおりに動くので、間違ってダメージを受けたりしたら”自分の操作ミス”となるが、デスストはランダムで勝手に躓いたりして意図しない動きばかりするので”自分の操作ミス”というよりは”キャラが勝手に変な動きをした=自分のせいじゃない”となるからである。
